石油、石油化学工業における硫黄含有廃水の腐食と防護
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1、設備などの腐食状況 石油田の採油・注水用のタンクやパイプライン、製油所の排水処理施設の汚水槽やタンク、パイプラインなどは、硫黄を含む汚水によって深刻な腐食を受けている。汚水には大量のH2S、NH3、CO2が含まれており、同時に多量のCl-、SO42-などの有害イオンや多数の細菌も含まれている。さらに温度は70~80℃にも達し、中にはフェノール系の腐食性物質を含むものもある。そのため、効果的な防食対策を講じない場合、これらの設備の腐食は非常に深刻になり、炭素鋼の厚みが減少したり、局部的に穿孔が生じたり、泡が発生したり、亀裂が入ったり、溶接部で応力腐食割れが起きたりすることがある。 2、腐食原因の分析異なる原油や製造工程によって、汚水中に含まれる腐食性物質が異なるため、腐食の原因やメカニズムにはいくつか違いがある。しかし、全体としては以下の点が挙げられる:1、硫黄を含む汚水中のH2SやNH3といった腐食性物質が、電気化学反応によってH2Sが生成されることで腐食を引き起こす;2、水素原子の浸透による水素脆化腐食;3、汚水には大量のNH3、CN-、Cl-が含まれており、これらがH2Sと反応して生成されるNH4HSや(NH4)2Sは、腐食性が非常に強い物質である;4、フェノール系の腐食性媒体はコーティングを破壊し、腐食を悪化させる。 3、防食コーティングの設計 通常のコーティング(一般的なエポキシ塗料、エポキシコールタール塗料、エポキシフェノール樹脂塗料、ポリウレタン塗料、クロロスルホン化塗料など)では使用上の要求を満たすことができないが、エポキシガラスフレーク塗料、エポキシフラン塗料、エポキシグラスファイバー製品、エポキシポリスルフィドゴム塗料は、実際に各関連企業で使用されており、非常に優れた効果を発揮している。 どのような防食コーティングを使用するにしても、まずは装置の使用条件をしっかり把握する必要があります。次に、腐食環境に応じて適切な対応策を選定する。