バイオガスプールの投入要件
Thread Content
新しく建設されたバイオガスプールにおいて、原料を投入してから正常かつ安定してガスが生成されるようになるまでの過程を、バイオガス発酵の起動と呼びます。バイオガスプールの発酵がスムーズに起動するかどうかは、長期にわたって安定して運転し続けるために非常に重要です。そのため、新しく建設されたバイオガスプールで早く、多くのガスを得るためには、初期の充填時に以下の条件を満たす必要があります。1. 十分な量の接種剤を加える
新しいプールに原料を投入する前または投入した後に、古いバイオガスプールから得られるバイオガス残渣や液体、糞尿の底に溜まった黒い沈殿物、池の底泥、都市の汚水溝の汚泥、屠殺場の汚水汚泥などを集めます。これらの物質には豊富なバイオガス菌が含まれており、接種する量は発酵原料の10~30%程度が適切です。接種剤と原料を均一に混ぜ合わせて、一緒にプールに投入します。
2. 適切な発酵原料を選ぶ
バイオガス発酵の原料は、バイオガスを生成するための基盤となるものです。バイオガスプールの起動や発酵が十分かつ安定して行われるためには、原料を投入する前に、有機栄養素が適切な牛糞、豚糞、羊糞などを発酵原料として選ぶ必要があります。これらの原料は粒子が細かく、低分子化合物を多く含んでおり、炭素と窒素の比率が25:1未満であるため、発酵に適した比率と言えます。このような原料を使用すると、プールに投入した後すぐに発酵が始まり、多くのガスが生成されます。鶏糞や人間の糞を単独で使用してはいけません。これらの原料では、バイオガス菌が少ないため、液が容易に酸性に傾き、発酵が正常に進行しません。
3. バイオガスプールの初期充填時の発酵濃度を適切にする
バイオガスプールに最初に投入する原料の量は、プールの容積の80%程度が適切です。もし一時的に原料が不足していて、一度に必要な量を投入できない場合(ほとんどの家庭用バイオガスプールでは、そんなに多くの原料を蓄えることはできません)、入出口より15センチメートル程度上方まで水を加えて、発酵室を密閉し、発酵を行います。最初の投入時の濃度は6%~10%が適切です。もしプール内の原料と水の比率が判断しにくい場合は、濃度を薄めておく方が良く、濃すぎると酸性に傾きやすくなります。